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掲載数: 136 | 更新: 2026/09/23

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文学賞一覧 主催: 角川書店(KADOKAWA)/フジテレビ 1994年〜2018年(第25回終了)

日本ホラー小説大賞 歴代受賞作アーカイブ

1994年から2018年まで開催された、日本のモダンホラー隆盛を決定づけた伝説的文学賞。瀬名秀明『パラサイト・イヴ』、貴志祐介『黒い家』、岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』、恒川光太郎『夜市』、澤村伊智『ぼぎわんが、来る』など、日本ホラー史に残る幾多の名作・巨匠を輩出しました。

開催回数: 22
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収録受賞作: 57 作品
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開催回クイックジャンプ

大賞選出回 大賞該当なし(佳作・短編賞等)

第25回

2018年
優秀賞

祭火小夜の後悔

著者: 秋竹サラダ

毎晩夢に現れ、少しずつ近づいてくる巨大な虫。この虫に憑かれ眠れなくなっていた男子高校生の浅井は、見知らぬ女子生徒の祭火から解決法を教えられる。幼い頃に「しげとら」と取引し、その取り立てに怯える糸川葵もまた、同級生の祭火に、ある言葉をかけられて――怪異に直面した人の前に現れ、そっと助言をくれる少女・祭火小夜。彼女の抱える誰にも言えない秘密とは? 新しい「怖さ」が鮮烈な、第25回日本ホラー小説大賞&読者賞ダブル受賞作。

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読者賞

黒いピラミッド

著者: 福士俊哉

将来を嘱望された古代エジプト研究者の男が、教授を撲殺し、大学屋上から投身自殺した。「黒いピラミッドが見える……あのアンクは呪われているんだ」 男の同僚の日下美羽は、彼が遺した言葉をヒントにエジプトから持ち込まれた遺物"呪いのアンク"の謎を追う。 次々に起きる異常な事件。禁断の遺跡にたどり着いた美羽を待ち受けるのは、想像を絶する恐怖と、"呪い"の驚くべき秘密だった。 第25回日本ホラー小説大賞受賞作。

第24回

2017年
優秀賞

奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い

著者: 木犀あこ

霊の見える新人ホラー作家の熊野惣介は、怪奇小説雑誌『奇奇奇譚』の編集者・善知鳥とともに、新作のネタを探していた。心霊スポットを取材するなかで、姿はさまざまだが、同じ不気味な音を発する霊と立て続けに遭遇する。共通点を調べるうち、ふたりはある人物にたどり着く。霊たちはいったい何を伝えようとしているのか? 怖がり作家と最恐編集者のコンビが怪音声の謎に挑む、第24回日本ホラー小説大賞・優秀賞受賞作!

優秀賞

迷い家

著者: 山吹静吽

=== 第24回日本ホラー小説大賞 優秀賞受賞作 (選考委員:綾辻行人、貴志祐介、宮部みゆき) 綾辻行人「作品に強烈な“圧”がみなぎっている」 貴志祐介「エンタメ=壮大な虚構の極北として感動すら覚えた」 宮部みゆき「作者の物怪に対する愛情と、この分野の先達へのリスペクトが感じられた」 (選評より) ここは迷い家。妖と霊宝を隠世(かくりよ)に閉じ込める屋敷―― 昭和20年。火の雨降る東京大空襲から生き残った少年・冬野心造は、遅れて母校の集団疎開に合流した。 民話が息づく地・古森塚で、妹の真那子が行方不明となる。 妹と一緒に脱走を図った香苗の証言を基に山に分け入った心造の前に忽然と現れたのは、見渡す限りの蕗の原にたたずむ巨大な屋敷だった。 妹を捜して屋敷を探索するが、妖怪とでも言うべき怪物に次々と襲撃される心造。彼を助けたのは、老犬「しっぺい太郎」だった。 しっぺい太郎が語るには、屋敷は現世を追われた妖や、霊宝と言われる道具を封じるための異界で、稀に人も閉じ込められるという。 妹探しに協力してくれるという太郎だったが、そこにはあるたくらみがあった。 そして、脱出を図り様々な霊宝を使ううちに、大日本帝国の勝利を願う軍国少年としての紅蓮の野望が、心造の心に芽生えてくる。果たして心造が試みたことは、その結末は……。  ◆  時代は下り、古森塚で教師になった香苗。街は、東京オリンピック決定で浮かれている。 香苗には、どうしてもぼやけてしまう疎開時代の記憶があった。 ある日、病院から姿を消した義父の後を追い山に入った香苗は、山中で巨大な屋敷を発見し……。 少年の哀しき紅蓮の野望が怪異まみれの「お屋敷」と共振する、新時代の怪奇冒険小説! 『遠野物語』はじめ様々な民話伝承を壮大な物語に取り込み、 清濁と、今昔と、栄枯と、虚実と、人と怪とを併せ呑んだ規格外の山怪譚。 装画=漆原友紀(『蟲師』『水域』ほか)

読者賞

ハラサキ

著者: 野城亮

百崎日向は結婚が決まり、十年ぶりに故郷の竹之山を訪ねようとしていた。日向には小学校卒業までの記憶がほとんどなかったが夕陽に照らされる雪景色だけは覚えていた。日向は駅のホームで親友だったと語る相原沙耶子と出会う。突然、電車内を暗闇が覆い、日向は気を失う。目覚めるといつの間にか夜の竹之山駅にいた。人がまったくいない、明らかに異世界の竹之山駅の外には雪が積もり始めた女性の死体があり、その手には謎の手紙が握られており、竹之山温泉へ向かうよう書かれていた。襲いかかってくる黒い影から逃げながら、この出られない世界からなんとか脱出しようと温泉街をさまよう。日向の婚約者である神原正樹は、消えた日向を探し始める。繰り返される残酷な悪夢、一体この町で何があったのか。失った記憶を取り戻したとき、真の恐怖が日向を襲う――。戦慄のノンストップホラー。涙なしには読めない衝撃のラスト!書店員様より「これは最高に怖い!」(TSUTAYA三軒茶屋店 栗俣力也氏)と大絶賛。

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第23回

2016年
優秀賞

きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて~

著者: 坊木椎哉

第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作。かつてこんなにも凄絶で美しいエンディングがあっただろうか――選考委員も絶賛した、生と死、夢と絶望が同居する混沌とした街で繰り広げられる、壊れたながらも究極に美しいボーイ・ミーツ・ガールの物語。

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読者賞

【夜葬】

著者: 最東対地

ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。くりぬかれた穴には白米を盛り、親族で食べわけるという。この事から、顔を抜かれた死者は【どんぶりさん】と呼ばれた──。 スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。【どんぶりさん】があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。第23回日本ホラー小説大賞【読者賞】受賞作!

第22回

2015年
大賞

ぼぎわんが、来る

著者: 澤村伊智

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだノンストップ・ホラー! 最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。

優秀賞

二階の王

著者: 名梁和泉

【第22回日本ホラー小説大賞 優秀賞受賞作】 30歳過ぎのひきこもりの兄を抱える妹の苦悩の日常と、世界の命運を握る〈悪因〉を探索する特殊能力者たちの大闘争が見事に融合する、空前のスケールのスペクタクル・ホラー! 選考委員も驚嘆! === 破天荒な大風呂敷が広げられる。総合的な筆力では今回の候補作中、一頭地を抜いていると感じた ――綾辻行人 『悪因研』の活動が、すべて○○であったとしたら、かなり怖いサイコホラー。違った楽しみ方もさせてもらった ――貴志祐介 邪神との闘いという王道のモチーフに果敢に挑んだ力作。読了後、確かにタイトルはこれしかないと、しみじみ納得 ――宮部みゆき ===  東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。  そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』を名乗り〈悪因〉の探索を続けていた。〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。  〈悪果〉を嗅ぎ分ける男・掛井は、同じショッピングモールで働く朋子への想いを募らせている。そして、掛井の仲間・卓美がある症状を発症し……。 === クトゥルー神話を思わせる魅力的な異形描写や、「世界の命運を握る存在」という大掛かりな題材。 それらと不思議にも共存する、「ひきこもり」という現代社会的なテーマ。 日常感覚に立脚し共感性の高い、女性主人公ほか登場人物の心情描写のバランスにも注目の作品。 === 装画=藤田新策

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読者賞

記憶屋

著者: 織守きょうや

もしも「記憶屋」が、つらくて忘れたい記憶を消してくれるなら、あなたはどうする――? 夕暮れ時、公園の緑色のベンチに座っていると現われ、忘れたい記憶を消してくれるという怪人、「記憶屋」――。大学生の遼一は、そんなものはただの都市伝説だと思っていた。だが互いにほのかな想いを寄せ、一緒に夜道恐怖症を乗り越えようとしていた先輩・杏子が「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れ去ってしまう。まさかと思う遼一だが、他にも周囲で不自然に記憶を無くした人物を知り、真相を探り始める。遼一は、“大切なものを守るために記憶を消したい”と願う人々に出逢うのだが……。 「記憶」を消せることは、果たして救いなのだろうか――?  そして、都市伝説の怪人「記憶屋」の正体とは――? 衝撃的で切ない結末に、きっと涙こぼれる。 二度読み必至の青春ノスタルジックホラー! ★第22回日本ホラー小説大賞 読者賞受賞作★ 書店員さんの支持No.1!! 「泣けました…」と感涙・絶賛の声、続々!! ・ノスタルジックホラーの名作になる予感がします。泣けるホラーとして推したいです。 ――中目黒ブックセンター 佐藤亜希子さん ・一ページも目をそらすことのできない心のゆさぶられかたでした。 ――オリオン書房 所沢店 高橋美里さん ・ミステリー要素も濃密でとても自分好みの作品でした。 ――TSUTAYA 三軒茶屋店 栗俣力也さん ・恐怖感やせつなさ悲しさなどいろんな感情がこみあげてきました。 ――八重洲ブックセンター 本店 鈴木貴之さん

第21回

2014年
大賞

死と呪いの島で、僕らは

著者: 雪富千晶紀

――それでも、彼は彼女に、恋をする。 ボーイミーツガールから始まる最恐の青春ホラー! 東京都の果ての美しい島。 美しい少女、椰々子は、死者の預言を聞く力を持ち、不吉だと疎まれている。 同級生で名家の息子の杜弥は、そんな彼女に片想い。 しかし椰々子が「災いがくる」という預言を聞いた日から、島に異変が。 浜辺に沈没船が漂着し、海で死んだ男が甦り、巨大な人喰い鮫が現れる。 やがて島に迫る、殺戮の気配……。 呪われているのは、島か、少女か。 怖さも面白さも圧倒的!!  第21回日本ホラー小説大賞《大賞》受賞作!

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優秀賞

ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

著者: 内藤了

謎の連続自殺事件。被害者は、かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいく。事件を追う新人刑事・藤堂比奈子が出会ったおぞましい真実とは!? ホラー大賞読者賞受賞!

佳作

牛家

著者: 岩城裕明

あるゴミ屋敷の清掃をすることになった特殊清掃員。清掃期間は二日間。清掃は順調に進んでいたが……いてはいけないもの、片付けられない部屋、様相を変え続ける内装……これは夢か現実か……!?

第20回

2013年
優秀賞

かにみそ

著者: 倉狩聡

全てに無気力な20代無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。 それはなんと人の言葉を話し、小さな体で何でも食べる。 奇妙に楽しい暮らしの中、私は彼の食事代のため働き始めることに。 しかし私は、職場で出来た彼女を衝動的に殺してしまう。 そしてふと思いついた。 「蟹……食べるかな、これ」。 すると蟹は言った。 「じゃ、遠慮なく……」 捕食者と「餌」が逆転する時、生まれた恐怖と奇妙な友情とは。 話題をさらった「泣けるホラー」。

読者賞

ウラミズ

著者: 佐島佑

霊が視えてしまう真城と、視えないけれどペットボトルの水に霊を溶かす力を持つ早音。その水を二つ混ぜることで強力な霊を発生させる"ウラミズ"を作り出した二人は、その水を売ってみようと思いつくが……。

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第19回

2012年
優秀賞

先導者

著者: 小杉英了

15歳のとき先導者として認可されたわたし。死者に寄り添い、恵まれた来世に転生できるように導く任務を託されていた。ついに最初の任務を果たすときが来たが……。第19回日本ホラー小説大賞大賞受賞作!

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読者賞

ホーンテッド・キャンパス

著者: 櫛木理宇

八神森司は、幽霊が「見えてしまう」体質の大学生。片想いの美少女こよみのために、仕方なくオカルト研究会に属している。ある日オカ研に、女の顔の形の染みが、壁に浮き出るという悩みが寄せられ……。

第18回

2011年
長編賞

なまづま

著者: 堀井拓馬

醜悪で激臭を放つ生き物ヌメリヒトモドキは人間の記憶や感情を学習する。その生態を研究する「私」は、死んだ最愛の妻を蘇らせようとヌメリヒトモドキの飼育に熱中していく。悲劇的な結末に向かって……。

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短編賞

穴らしきものに入る

著者: 国広正人

ホースの穴に指を突っ込んだら、全身がするりと中に入ってしまった。それからというもの、ソバを食べる同僚の口の中、ドーナツ、つり革など、穴に入れば入るほど充実感にあふれ、仕事ははかどり、みんなから明るくなったと言われるようになった。だが、ある一つの穴に執着したことから、彼の人生は転機を迎えることになる-。卓抜したユーモアセンスが高く評価された第18回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作に他4編を収録。

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第17回

2010年
優秀賞

お初の繭

著者: 一路晃司

12歳で製糸工場に働きに出ることになった少女・お初。年頃の少女たちの集団生活は、予想に反し快適であったが、次第にのがれられない惨劇へと変貌する……第17回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。

優秀賞

バイロケーション

著者: 法条遥

画家を志す忍は、自分と同じ人間が現れる奇妙な事態に遭遇。同じ境遇で悩む人々は、それをバイロケーションと呼んでいた。新たな二重存在を提示した、第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞の新感覚ホラー!

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短編賞

少女禁区

著者: 伴名練

15歳の「私」の主人は、たぐいまれな呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「死ぬまで私を楽しませろ」親殺しの噂もあるその少女は、呪詛を用いて彼を玩具のように扱うが……第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞!!

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第16回

2009年
大賞

化身

著者: 宮ノ川顕

日常に厭きた男が南の島へ旅に出た。密林へ入った彼は池に落ち、出られなくなってしまう。必死で生き延びようとして……緻密な構成と丹精な文章で幻想的な世界を紡ぐ第16回日本ホラー小説大賞受賞作。

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優秀賞

嘘神

著者: 三田村志郎

愛する弟を失ったコーイチは失意の日々を送っていたが、高校で初めて友達と呼べる仲間たちと出会った。しかし、ある朝目覚めると、5人の仲間と出口のない部屋にいた。「嘘神」の声が非情なゲームの始まりを告げる。ルールは7つ。しかし、嘘神の言葉にはひとつだけ嘘がある。与えられた水と食料はわずか。仲間の命を奪って脱出するのか、それとも…。若き新鋭、驚愕のデビュー作!第16回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

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短編賞

今昔奇怪録

著者: 朱雀門出

町会館の清掃中に本棚で見つけた『今昔奇怪録』という2冊の本。地域の怪異を集めた本のようだが、暇を持て余した私は何気なくそれを手に取り読んでしまう。その帰り、妙につるんとした、顔の殆どが黒目になっている奇怪な子供に遭遇する。そして気がつくと、記憶の一部が抜け落ちているのだった-。第16回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作を含む5編を収録。新たな怪談の名手が紡ぎだす、珠玉の怪異短編集。

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第15回

2008年
大賞

庵堂三兄弟の聖職

著者: 真藤順丈

遺体から様々な製品を作り出す「遺工」を家業とする庵堂家。父の七回忌を機に、長男・正太郎のもと久々に三兄弟が集まるが、かつてない難しい依頼が舞い込んで!? 第15回日本ホラー小説大賞受賞!

優秀賞

粘膜人間

著者: 飴村行

異形な巨体を持つ小学生の弟に脅える、長兄の利一と次兄の祐二。弟の殺害を計画した二人は、村のはずれに棲む〈ある男たち〉に依頼した……第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。

短編賞

生き屏風

著者: 田辺青蛙

酒屋の死んだはずの奥方が、あの世から戻ってきて家の屏風に取り憑いてしまった。村はずれに住む妖鬼の皐月は、屏風の奥方の相手をして、退屈を紛らわしてほしいと頼まれ、しぶしぶ出かけていったのだが――。

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短編賞

トンコ

著者: 雀野日名子

高速道路で運搬トラックが横転し、一匹の豚、トンコが脱走した。先に運び出された兄弟たちの匂いに導かれてさまようが、なぜか会うことはできない。彼らとの楽しい思い出を胸に、トンコはさまよい続ける…。日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作をはじめ、親の愛情に飢えた少女の物語「ぞんび団地」、究極の兄妹愛を描いた「黙契」を収録。人間の心の底の闇と哀しみを描くホラーの新旗手誕生。

第14回

2007年
短編賞

著者: 曽根圭介

外科医は、被差別者を救うために違法な手術をすることを決意する。暴力刑事は、少女の行方不明事件の捜査中に、かつて自分が通り魔として傷つけた男に出会う。2人の物語が交差する時、衝撃の結末が!

第13回

2006年
優秀賞

紗央里ちゃんの家

著者: 矢部嵩

祖母が風邪で死んだと知らされた小学5年生の僕。叔母夫婦の家からは従姉の紗央里ちゃんの姿も消え、叔母たちの様子はどこかおかしい。僕はこっそり家中を探し始める。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。

短編賞

サンマイ崩れ

著者: 吉岡暁

熊野山地の集落で台風による山崩れが起こった。パニック障害と離人症性障害のため入院中だった僕は、いてもたってもいられなくて、病院を抜け出した。現地対策本部で出会った不思議な老人ワタナベさんと二人の消防団員とともに、土砂崩れで流された墓地の応急処置に向かうが…。第13回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作のほか、書き下ろし中編「ウスサマ明王」を併せて収録する。

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第12回

2005年
優秀賞

夜市

著者: 恒川光太郎

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ裕司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた――。直木賞の候補にもなったホラー大賞受賞作!

長編賞

チューイングボーン

著者: 大山尚利

“ロマンスカーの展望車から三度、外の風景を撮ってくださいー”原戸登は大学の同窓生・嶋田里美から奇妙なビデオ撮影を依頼された。だが、登は一度ならず二度までも、人身事故の瞬間を撮影してしまう。そして最後の三回目。登のビデオには列車に飛び込む里美の姿が…。死の連環に秘められた恐るべき真相とは?第12回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

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短編賞

余は如何にして服部ヒロシとなりしか

著者: あせごのまん

クリクリとよく動く尻に目を射られ、そっと後をつけた女は、同級生服部ヒロシの姉、サトさんだった。ヒロシなら、すぐ帰ってくるよー。風呂に入っていけと勧められた鍵和田の見たものは、緑色の張りぼての風呂桶。そこに裸のサトさんが入ってきて…。ゆっくりと自分が失われていく恐怖を描く、第12回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

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第11回

2004年
長編賞

お見世出し

著者: 森山東

お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のこと。お見世出しの日を夢見て稽古に励む綾乃だったが、舞の稽古の時、師匠に「幸恵」という少女と問違われる。三十年前に死んだ舞妓見習いの少女・幸恵と自分が瓜二つだと知り、綾乃は愕然とするがー。千二百年の都・京都を舞台に繰り広げられる、雅びな恐怖譚。第十一回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作に二編を加えた珠玉の短編集。

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長編賞

レテの支流

著者: 早瀬乱

その水を飲むと過去を忘れてしまう忘却の川・レテ。怜治はS大医学部で脳を研究している友人山村が記憶を消去する装置を開発中だと知り、自分の記憶を消す決意をする。それは一世を風靡したバンド「レテ」のボーカルとして活躍した栄光の二年間の記憶だった。だが、過去と決別した怜治に連鎖するように、次々と奇妙な出来事が起きる!前代未聞のアイデアと圧倒的なストーリーテリングで読者を魅了する驚愕の記憶ホラー。第十一回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

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短編賞

とくさ

著者: 福島サトル

新聞記者を辞めた「私」は、御溝と名乗る奇妙な男から秘薬ニスイについて執筆を依頼されるが、取材相手の死など不吉な体験をする。実は、御溝は死者の言葉を呼び返そうとしていたのだ。庭を覆い隠す木賊のように「私」の不安は増殖してゆく。言葉の呪術的な力を駆使した「とくさ」(第十一回日本ホラー小説大賞短編賞佳作)他、新感覚ホラー四篇。

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第10回

2003年
長編賞

姉飼

著者: 遠藤徹

蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日で初めて「姉」を見る。姉は皆、体を串刺しにされ、髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた!

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長編賞佳作

相続人

著者: 保科昌彦

スポーツ紙の記者、牧野文哉は母校・東学大のアメフト部の試合取材中に美しい女性記者、北川沙織と出会い心惹かれる。しかし、その夜、東学大のアメフト部員が謎の事故死を遂げたのをきっかけに、主要なメンバーが次々と変死していく。なぜかその死の背後には、常に沙織の影がちらついているのだった。事件に興味を抱き、独自に調査を開始した牧野だったが…。人間の「罪と罰」を問う、ホラーミステリーの大作!第10回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

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短編賞

白い部屋で月の歌を

著者: 朱川湊人

ジュンは除霊のアシスタントを務める少年だ。様々な霊魂を自分の体内に受け入れる際、白い部屋に自分がいるように見える。ある日、少女エリカと白い部屋で出会ったジュンはその面影に恋してしまったのだが。

第8回

2001年
特別賞

ジュリエット

著者: 伊島りすと

南の島で親子3人が対面した蘇る思い出たち。狂おしく、切ないまでの、異常な世界…。ホラー小説史上にエポックメイキングな作品として新たなページを刻みつける名作、誕生!第8回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

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短編賞

夏の滴

著者: 桐生祐狩

鬼畜でグロテスク、邪悪でインモラル。こんな世界を描いて、これほどみずみずしく切ない小説があっただろうか?真に待ち望まれていたニューウェーヴ・ホラー、ついに誕生!第8回日本ホラー小説大賞長編賞。

短編賞佳作

古川

著者: 吉永達彦

一九六〇年代初頭、大阪の下町を流れる「古川」。古川のほとりの長屋では、小学生の真理とその家族がつつましく暮らしていた。しかし、ある嵐の夜、真理の前に少女の幽霊が現れてー。ノスタルジックなイメージに満ちた、「癒し系」ホラー小説。第八回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

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第6回

1999年
大賞

ぼっけえ、きょうてえ

著者: 岩井志麻子

岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった……。

長編賞佳作

スイート・リトル・ベイビー

著者: 牧野修

ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのかーそんな疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれていくー。

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短編賞

お葬式

著者: 瀬川ことび

授業中に突然鳴り出したポケベルの電子音。あわてて見た液晶画面に表示されたメッセージは『チチキトク』。病院で、豪華なカタログをかかえてやってきた葬儀社を丁重に追い返して母は言った。「うちには先祖伝来の弔い方がございます-」。(「お葬式」)。日常のなかの恐怖を、ユーモラスに描く、青春ホラー小説の誕生。

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第4回

1997年
大賞

黒い家

著者: 貴志祐介

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。

長編賞佳作

レフトハンド

著者: 中井拓志

製薬会社テルンジャパンの埼玉県研究所・三号棟で、ウィルス漏洩事件が発生した。漏れだしたのは通称レフトハンド・ウィルス、LHVと呼ばれる全く未知のウィルスで致死率は100%。しかし、なぜ三号棟がこのウィルスを扱っていたのかなど、確かなことはなにひとつわからない。漏洩事故の直後、主任を務めていた研究者・影山智博が三号棟を乗っ取った。彼は研究活動の続行を要請、受け入れられなければウィルスを外へ垂れ流すと脅かす…。第4回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

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短編賞

D-ブリッジ・テープ

著者: 沙藤一樹

近未来、ゴミに溢れた横浜ベイブリッジで少年の死体と一本のカセットテープが発見された。いま、再開発計画に予算を落とそうと、会議室に集まる人々の前でそのテープが再生されようとしていた。耳障りな雑音に続いて、犬に似た息遣いと少年の声。会議室で大人たちの空虚な会話が続くなか、テープには彼の凄絶な告白が…。弱冠23歳の著者が巨大な嘘を告発する新黙示録。第4回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

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第3回

1996年
長編賞佳作

十三番目の人格 ISOLA

著者: 貴志祐介

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパス。あどけない少女千尋の多重人格障害に胸を痛める。やがて十三番目の人格〈ISOLA〉の出現に、彼女は身も凍る思いがした。

短編賞

ブルキナ・ファソの夜

著者: 櫻沢順

旅行会社でツアーの企画を担当する「僕」は、ネタを探して世界中を飛び回っていた。航空機の給油のために立ち寄った西アフリカのブルキナ・ファソで「僕」が経験した不可思議な出来事とは――。ファンタジックなムードをたたえた第三回日本ホラー小説大賞短編賞佳作作品。表題作「ブルキナ・ファソの夜」ほかを収録。

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第2回

1995年
大賞

パラサイト・イヴ

著者: 瀬名秀明

…永島利明は大学の薬学部に勤務する気鋭の生化学者で、ミトコンドリアの研究で実績をあげていた。ある日、その妻の聖美が、不可解な交通事故をおこし脳死してしまう。聖美は腎バンクに登録していたため、腎不全患者の中から適合者が検索され、安斉麻理子という14歳の少女が選び出される。利明は聖美の突然の死を受け入れることができず、腎の摘出の時に聖美の肝細胞を採取し、培養することを思いつく。しかし、"Eve 1"と名づけられたその細胞は、しだいに特異な性質を露わにしていった…。第2回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

短編賞

玩具修理者

著者: 小林泰三

玩具修理者はなんでも直してくれる。 どんな複雑なものでも。たとえ死んだ猫だって。 壊れたものを全部ばらばらにして、奇妙な叫び声とともにあっという間に組み立ててしまう。 ある暑すぎる日、子供のわたしは過って弟を死なせてしまった。 親に知られずにどうにかしなくては。 わたしは弟を玩具修理者のところへ持っていくが……。 これは悪夢か現実か。 国内ホラー史に鮮烈な衝撃を与えた第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。 ■解説・井上雅彦

第1回

1994年
長編賞佳作

著者: 坂東眞砂子

めぐみは平凡な主婦として隠やかな日々を送っていた。ある夜、夫が古い石の器を持って帰宅。富士川のほとりで捨ったというその器には「常世虫」と彫られていた。その時から彼女は奇怪な夢や超常現象に悩まされ始める。そしてある日、夫の体から巨大な緑色の虫が這い出るのを目撃してしまった。深まる謎は、古代の俗信仰「常世神」へと遡ってゆく…。日本人の心の底に眠る恐怖を鮮烈なイメージで呼び起こす秀作。高橋克彦氏日く「私にとって忘れられない品作」。第1回日本ホラー小説大賞佳作作品。

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長編賞佳作

混成種 HYBRID

著者: カシュウ・タツミ

それは、天才が生み出した一つの発明から始まった…。学界から異端視されている黒田博士の発明「金属植物」は、画期的であるにもかかわらず、学界やマスコミから全く相手にされなかった。-なんとかして世の人々に認めさせたい。黒田は、金属植物「チップ」を代用神経として使うことを思いつき研究を重ねた。実験が進むにつれ、黒田は妄想と狂気のはざまに入り込み、ひとつの想いに捕らわれていった。そして…。衝撃的なテーマで新たな恐怖を描いた異色のホラー。第1回日本ホラー小説賞佳作作品。

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短編賞

郵便屋

著者: 芹澤準

結婚をひかえ、平凡な幸福を満喫していた萩尾和人の前に、ある日突然現れた不吉な影ー今日もまたあの郵便屋が、忘れていた忌しい過去を配達にやってくる。住所も宛名もない不気味な封筒を、古ぼけた配達鞄にしのばせて…。日常を蝕む超自然的な恐怖を丹念に描き切った、正統派ホラーの力作。第1回日本ホラー小説大賞佳作作品。

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