澤村伊智 「比嘉姉妹シリーズ」ガイド

比嘉姉妹シリーズの読む順番・兄弟一覧・Audible配信状況

第1弾『ぼぎわんが、来る』から第10弾『ととはり屋敷』まで全10作の書誌データ、刊行順一覧、比嘉家の7人兄弟姉妹の構成、およびAudibleの配信スケジュールをまとめています。

比嘉姉妹シリーズとは?

『比嘉姉妹シリーズ』は、作家・澤村伊智が手がける現代日本ホラーの代表作です。 強い霊能力を持つ霊媒師・比嘉琴子(長女)と真琴(三女)の姉妹、そしてオカルトライターの野崎和浩らが、日常を侵食する凶悪な怪異や怨霊に立ち向かう物語が描かれます。

2015年に第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞したデビュー長編『ぼぎわんが、来る』(中島哲也監督により映画『来る』として実写化)をはじめ、第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「学校は死の匂い」(『などらきの首』収録)など、民俗学や都市伝説を背景とした本格的な恐怖描写と、論理的な謎解きミステリーの魅力が融合しています。

長編と短編集を織り交ぜて現在全10作が刊行されており、刊行順(発売順)に読み進めることで登場人物たちの関係性の変化や、比嘉家の歴史・宿命を追体験できるようになっています。

お得な利用情報 ※2026年10月時点の情報

シリーズ作品は、初回30日間の無料体験を活用することでKindle Unlimited(読み放題)やAudible(聴き放題)で無料(0円)で読むこと・聴くことができます。 ※第8弾『ばくうどの悪夢』まではKindle Unlimitedで読め、第1弾〜第7弾はAudibleで聴くことができます。

比嘉姉妹シリーズの読む順番(全10作・刊行順)

作品タイトルをタップすると、該当の書誌詳細へ移動します。

全10作品のあらすじ

#1

『ぼぎわんが、来る』

長編
聴き放題対象
ぼぎわんが、来る 書影
第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉 / 映画『来る』原作
公式あらすじ
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!!
#3

『などらきの首』

短編集
聴き放題対象
などらきの首 書影
第72回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作収録
公式あらすじ
「などらきさんに首取られんぞ」祖父母の住む地域に伝わる“などらき”という化け物。刎ね落とされたその首は洞窟の底に封印され、胴体は首を求めて未だに彷徨っているという。しかし不可能な状況で、首は忽然と消えた。僕は高校の同級生の野崎とともに首消失の謎に挑むが……。(表題作「などらきの首」ほか、雨の日の体育館の怪異に美晴が挑む日本推理作家協会賞受賞作「学校は死の匂い」など全6編を収録)
収録作品
  • ゴカイノカイ
  • 学校は死の匂い(第72回日本推理作家協会賞 短編部門受賞)
  • 居酒屋脳髄談義
  • 悲鳴
  • ファインダーの向こうに
  • などらきの首
#5

『ぜんしゅの跫』

短編集
聴き放題対象
ぜんしゅの跫 書影
短編集第2弾(全5編)
公式あらすじ
真琴と野崎の結婚式。姉の比嘉琴子は祝いに駆け付けるが、誤って真琴に怪我をさせてしまう。猛省する琴子は、真琴に代わり、彼女が請け負っていた事件「見えない通り魔」の調査に乗り出す。夜な夜な通行人を襲って引き摺り回し、建造物を破壊する巨大な化け物の正体とは……!? 論理的にして大胆な霊媒師・比嘉姉妹が活躍する、書き下ろし表題作「ぜんしゅの跫」や、映画「来る」へのアンサー的短編「鏡」など全5編を収録。
収録作品
  • 鏡(『ぼぎわんが、来る』前日譚)
  • わたしの町のレイコさん
  • 鬼のうみたりければ
  • 赤い学生服の女子
  • ぜんしゅの跫
#6

『さえづちの眼』

中短編集
聴き放題対象
さえづちの眼 書影
中篇集(全3編)
公式あらすじ
郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――(表題作「さえづちの眼」)。さらにUFO目撃談から始まる「あの日の光は今も」、真琴と野崎が更生施設に向かう「母と」を含む、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集!
収録作品
  • あの日の光は今も
  • 母と
  • さえづちの眼
#7

『すみせごの贄』

短編集
聴き放題対象
すみせごの贄 書影
短編集第3弾(全6編)
公式あらすじ
ある日「外出する」と言ったまま失踪した高級料亭の元料理長の男。彼の料理教室に通っていた生徒たちや、アシスタントを務める娘によると、失踪前から奇妙な“予兆”があったらしい。生け垣から覗く不気味な人影、傷つけられた門柱の表札、男が教室で零した「すみせご」という譫言。代理の講師として教室にやってきた一人の女が解き明かす真相とは――(表題作「すみせごの贄」のほか、野崎の取材に同行した少年が怪異に遭う「たなわれしょうき」など全6編を収録)。
収録作品
  • たなわれしょうき
  • 戸栗魅姫の仕事
  • 火曜夕方の客
  • くろがねのわざ
  • とこよだけ
  • すみせごの贄
#8

『ばくうどの悪夢』

長編
2027/1/22 聴き放題追加
ばくうどの悪夢 書影
長編第4作
公式あらすじ
東京から父の地元に越してきた「僕」は、何かに追われる悪夢に悩まされていた。夢で傷付いた箇所に、現実でも現れる謎の痣。急死した同級生の遺体にも同じ痣を見つけた「僕」は、父の幼馴染の野崎と妻の真琴に助けを求める。彼らの調査と対策で「僕」や同級生らが件の悪夢を見ることはなくなり、事態は解決したかに思われた。しかし、今度は「僕」の夢に「比嘉琴子」と名乗る女性が現れ――。
#9

『ざんどぅまの影』

長編
2027/2/12 聴き放題追加
ざんどぅまの影 書影
デビュー10周年記念長編 / 1981年が舞台の前日譚
公式あらすじ
1981年、神奈川県Q区。沖縄からの移住者が暮らす街で新生活を始めた篤は、ある夜、「びしゃっ」という水の音と共に、全身ずぶ濡れの人影を目撃する。その日を境に、Q区の住民が次々と“自宅で海水に溺れ死ぬ”という異様な死を遂げていく。街が疑心暗鬼に包まれ、自警団が結成される中、篤は“おばぁ”と呼ばれる比嘉勝子のもとを訪ねる――。
#10

『ととはり屋敷』

短編集
2027/3/12 聴き放題追加
ととはり屋敷 書影
比嘉家の前日譚短編集(全6編)
公式あらすじ
最強の霊能者・比嘉琴子には6人の弟妹がいた。だが、生き残ったのは真琴だけ。弟の双子・龍也と虎太を襲ったキャンプ場の惨劇、その下の弟の肇が挑んだ少年野球チームの怪、末子の栞が命がけで対峙した凶悪な獣。住人不在となった比嘉家は、いつしか呪われた家として話題を集めていた。家に現れる「ととはり」という文字列と、人を襲う化け物の正体とは――。家族の歴史を紐解く、比嘉姉妹シリーズの前日譚となる短編集!
収録作品
  • チノカゼ、あるいは怪談の双曲線(双子の弟・龍也と虎太)
  • 受け継がれるもの(弟・肇)
  • このイベントはフィクションです/この怪談は実話です/この小説はエンタメです
  • メイク・ユア・チョイス
  • かたので駅の怪
  • ととはり屋敷(末妹・栞と旧比嘉邸)
Audible

比嘉姉妹シリーズのAudible配信・聴き放題追加予定

Amazonのオーディオブック「Audible」では、現在第1弾〜第7弾までの全7作品が「聴き放題対象」として配信されており、初回30日間の無料体験を利用することで追加料金なし(0円)で聴くことができます。
さらに、2027年1月〜3月にかけて第8弾『ばくうどの悪夢』、第9弾『ざんどぅまの影』、第10弾『ととはり屋敷』の3作品が順次「聴き放題」に追加される予定です。

📢 2027年の聴き放題追加予定スケジュール
2027年1月22日
第8弾『ばくうどの悪夢』
2027年2月12日
第9弾『ざんどぅまの影』
2027年3月12日
第10弾『ととはり屋敷』
#1 ぼぎわんが、来る (長編)
聴き放題
#2 ずうのめ人形 (長編)
聴き放題
#3 などらきの首 (短編集)
聴き放題
#4 ししりばの家 (長編)
聴き放題
#5 ぜんしゅの跫 (短編集)
聴き放題
#6 さえづちの眼 (中短編集)
聴き放題
#7 すみせごの贄 (短編集)
聴き放題
#8 ばくうどの悪夢 (長編)
2027/1/22 聴き放題追加
#9 ざんどぅまの影 (長編)
2027/2/12 聴き放題追加
#10 ととはり屋敷 (短編集)
2027/3/12 聴き放題追加
※第1弾〜第7弾は初回30日間の無料体験ですぐに聴き放題で楽しめます(0円)。 Audible 30日間無料体験ページ
⚠️
【ネタバレ注意】シリーズ既刊(第10弾まで)の結末・生死情報を含みます

以下の家族構成・キャラクター紹介には、第10弾『ととはり屋敷』までの作中で明かされた比嘉家の過去や、各兄弟姉妹の生死・怪異による結末などの重大なネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。

ネタバレあり

比嘉家の家族構成(7人兄弟姉妹)

比嘉家は7人の子どもがいましたが、作中時点では長女・琴子と三女・真琴以外の5人は怪異により命を落としています。

長女(第一子) 生存
比嘉 琴子(ひが ことこ)

国内最強クラスの霊媒師。警察や政財界の要人からも依頼を受ける。

主な言及・登場作:
『ぼぎわんが、来る』『ししりばの家』『ばくうどの悪夢』ほか主要作全般
次女(第二子) 故人
比嘉 美晴(ひが みはる)

琴子の妹。中学3年生の時に起きた事件で死亡。

主な言及・登場作:
『などらきの首』(「学校は死の匂い」)、『ずうのめ人形』
三女(第三子) 生存
比嘉 真琴(ひが まこと)

シリーズのヒロイン。強い感受性を持つ霊能者。のちにオカルトライター野崎和浩と結婚。

主な言及・登場作:
『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』『ぜんしゅの跫』ほか主要作全般
長男・次男(双子) 故人
比嘉 龍也・虎太(たつや・こた)

一卵性双生児の兄弟。キャンプ場での怪異事件で死亡。

主な言及・登場作:
『ととはり屋敷』(「チノカゼ、あるいは怪談の双曲線」)
三男(第六子) 故人
比嘉 肇(ひが はじめ)

少年野球チームに現れた怪異に関わり死亡。

主な言及・登場作:
『ととはり屋敷』(「受け継がれるもの」)
四女・末子(第七子) 故人
比嘉 栞(ひが しおり)

比嘉家の末妹。旧比嘉邸に現れた怪異と対峙し死亡。

主な言及・登場作:
『ととはり屋敷』(「ととはり屋敷」)

その他の主要登場人物・関係者

祖母 故人
比嘉 勝子(ひが かつこ / “おばぁ”)

比嘉姉妹の祖母。沖縄のユタ。1981年が舞台の長編『ざんどぅまの影』の主要登場人物。姉妹の強力な霊感のルーツとなった人物。

三女・真琴の夫 生存
野崎 和浩(のざき かずひろ)

オカルトライター。『ぼぎわんが、来る』で真琴と出会い、後に結婚。霊能力を持たない普通の人間として、姉妹と共に怪異の調査や事件解決に奔走する。

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